「お前が○○だから浮気した」
そんな言葉を言われたことはありませんか?
真面目な人ほど、その言葉を聞いた瞬間に「私が悪かったのかもしれない」と自分を責めてしまいます。
しかし、その言葉を信じてはいけません。
浮気をした側が口にする「正当な理由」は、ほとんどが後付けの言い訳にすぎないのです。
浮気を正当化する言葉は、傷ついた相手の心をさらに踏みにじります。
本来、裏切られたあなたが責められる筋合いはありません。
この記事では、よくある言い訳のパターンと、その裏に隠れた心理を紹介します。
よくある「浮気の正当な理由」
浮気をした側が使う言い訳には、いくつかの定番パターンがあります。
ここでは代表的なものを紹介します。
家事をしないから
毎日完璧に家事をこなすのは簡単なことではありません。
ときには手を抜きたい日もあるでしょう。
しかし、浮気をした人はそうした一瞬を切り取って、「家事をしないから浮気した」と責任を押しつけます。
自分の相手をしてくれないから
仕事や育児で疲れている日もあります。
気力が残っていない夜もあるでしょう。
それを「相手にしてくれなかった」と言い訳にするのは、自分の欲求を優先しただけの話です。
パートナーを思いやる気持ちがあれば、浮気ではなく話し合いを選べたはずです。
否定されたから
大きな買い物を止められた、意見を否定された……そんな日常的な衝突を理由に「理解してもらえなかった」と言い出す人もいます。
しかし、夫婦間の意見の違いは相手を裏切ることの理由にはなりません。
むしろ、否定されたことを理由に浮気に走るのは、精神的に未熟な行動と言えます。
浮気の言い訳をする人の心理
上で紹介した「浮気の正当な理由」の共通点は、すべて自分を守るための言い訳だということ。
人は自分の行動を正当化しようとする心理があります。
浮気も同じで、罪悪感を軽くするために、後から理由をつけ足しているだけなのです。
つまり、浮気をした人が言い訳を並べるのは、自分の中の「悪いことをしてしまった」という気持ちを少しでも軽くしたいからです。
さらに、こうした言い訳には「責任逃れ」の側面もあります。
罪悪感を和らげたいだけでなく、慰謝料の支払いを避けたい、離婚を回避したいといった打算が働くケースも少なくありません。
つまり「あなたのせい」にしておけば、自分の立場を守れる……そんな計算も潜んでいるのです。
「自分が悪い」は相手の思う壺!
「私が悪かったのかもしれない」
そう思い始めると、相手はますます強気になります。
なぜなら、自分の行動を責められずに済むからです。
「家事を怠けた」「冷たくした」などの具体的な指摘をされると、心当たりがある人ほど反省してしまうでしょう。
しかし、どんな事情があっても、浮気という裏切りを選んだのは相手の意思です。
あなたが反省すべきことと、相手が裏切った事実は別問題。
あなたが自分を責め続けると、相手はその状況に甘え、同じことを繰り返します。
まずは「言い訳に飲まれないこと」が今後のふたりの関係性を考えていく上で大切です。
責任は相手にあるからこそ「浮気の証拠」を
浮気という事実がある以上、責任は明確です。
悪いのは浮気をした側であり、あなたが責められる理由はありません。
感情的な言葉に引きずられず、冷静に対応しましょう。
そして、どんな選択をするにしても大切なのが「証拠」です。
「もう終わったこと」と放置せず、LINEのやり取りや写真、レシートなど、浮気の証拠になりそうなものは残しておきましょう。
自分だけで集めるのが難しい場合は、探偵に依頼して確実に押さえることもできます。
その証拠は、慰謝料請求や今後の話し合いで、あなたを守る力になるはずです。


