夫が持っていた201号室の鍵は、浮気相手のアパートの合鍵

夫が持っていた201号室の鍵は、浮気相手のアパートの合鍵

2015年9月15日

奥さんから、「夫が浮気相手のアパートの鍵を持っています。」と相談がありました。

浮気に気付いた理由は、「かぎ」でした。

見知らぬ鍵を発見

ある日、何気なくご主人の鍵が目につき、見知らぬ鍵が付いているのを見つけます。

気付かれないように、その鍵を手にとってよく見ると、ご丁寧にアパート名と「201号室」と部屋番号が書かれてたシールが貼ってあります。

不動産屋から受け取った鍵に付いていたんでしょうか。なかなか珍しいことです。

奥さんは、そのアパート名をネットで検索し、賃貸情報から簡単にアパートの場所が特定できたのでした。

そして、意を決してご主人が仕事の間に、アパートを見に行きます。

やはり浮気相手のアパート

アパートに着き、鍵に書かれていた「201号室」の玄関やベランダを覗き込みます。

ベランダに洗濯物は干してないし、部屋のカーテンは緑。

男と女、どちらが住んでいてもおかしくない部屋です。

なにもわからず諦めかけて帰ろうとした時、アパートの集合ポストに目が止まりました。

隙間から「201号室」のポストを覗くと、女性の名前の郵便物が隙間から見えます。

違ってほしいと思いながらアパートに行きましたが、結果、浮気を確信することになってしまいました。

アパートの借主は同じ会社の女性

調査の結果、ご主人はそのアパートに2時間立ち寄ってから帰宅していました。

その後の調査で、アパートに住んでいたのは、同じ会社の若い女性だったこともわかりました。

証拠を持ち直接話し合いをすると、ご主人はいきなり人が変わったように怒りだし、「なんで調べたりしたんだ!」と、最後はブチギレて家を飛び出していったそうです。

自分でアパートの出入りを撮影しようとする奥さん

別件の話になるのですが、そういえば過去に、「アパートの出入写真なら自分で撮れそうなので、わたしやってみます!!」という奥さんがいました。

それから2週間後・・・。

奥さんから「やはりだめでした、お願いしてもいいですか?」と連絡があり、警戒されていないか心配だったので、「その時の状況を聞きたいので、話を聞かせて下さい。」と言い、会うことにりました。

そして、その時の様子を聞くと、

子供を実家に預け、レンタカーを借り、片手にはビデオカメラ、さぁ、準備万端とアパートで待っていると

午後8時ちょうど、夫の車がアパートの駐車場に止まり、車から降りた夫は部屋に向かいます。

奥さんは慌ててビデオカメラの電源を入れ撮影を試みましたが、辺りは真っ暗でピントも合わず、全く証拠が撮影できなかったそうです。

しかし、そこでめげずに翌朝、アパートから出てくる夫を撮影しようと、奥さんは再びアパートで張り込みをしました。

そして、午前7時30分、夫がアパートの部屋から出てきました!!

奥さんはまたまた慌ててビデオカメラを用意し、夫を撮影しようとしましたが、それに気がついた夫が、なんと奥さんのレンタカーの方に向かってきました!!

奥さんは大慌ててで車を出し、追ってくる夫から逃げました。

証拠撮影はプロに任せるのが間違いない

これでは、夫には張り込みしていたことが完全にばれていますよね。

この程度なら、依頼を断ることはありませんが、やはり相手が警戒しているのでプロでも時間がかかります。

できることなら警戒する前に任せてもらったほうが、写真のクオリティも良いものが撮れ、報告書の質も上がります。

奥さんからこの話を聞いて、なんだか自分が探偵になりたての頃を思い出しました。