「ごめん、もう二度としないから許してほしい」
そう言われて一度は信じたのに、また浮気されていた……そんな経験をされた方もいらっしゃると思います。
問い詰めた時は素直に認めて謝ったのに、どうしてパートナーは浮気をやめないのでしょうか。
今回は、その理由と対策について、探偵の視点から解説していきます。
目次
浮気をやめない理由は「甘え」
浮気を問い詰められた時、すぐに認めて謝る人もいます。
中には、LINEのやり取りや写真といった小さな証拠だけで観念する人も。
しかし、ここで謝罪をしたからといって、必ずしも反省しているとは限りません。
実際には「この場さえしのげればいい」と考えているケースもあります。
「バレたら謝ればいい」
「泣いて謝ればまた許してくれる」
そんな甘えが根底にある限り、浮気は繰り返されてしまいます。
本気でやめさせたいなら「罰」が必要
浮気をやめさせるには、「謝れば許してもらえる」という甘い考えを断ち切らせる必要があります。
そのために必要なのは、痛みを伴う「罰則」です。
罪を犯した人には、再犯防止のために刑務所に入ってもらいますよね。
浮気も同様です。
悪いことをしたら、きちんとペナルティがある……
それを本人に体感させなければ、浮気は繰り返されてしまうのです。
最大の罰則は「浮気相手への慰謝料請求」
浮気におけるもっとも有効な罰則は、浮気相手への慰謝料請求です(※パートナー本人ではなく)。
「お金を払わせるだけなんて生ぬるい」と感じる方もいるかもしれませんが、実際には精神的・経済的に大きなダメージを与える手段です。
浮気相手からすれば、交際相手の配偶者から多額の慰謝料を請求されることは、極めて屈辱的な経験です。
それに、単純に手元からお金が消えるという現実的な痛みもあります。
浮気相手への慰謝料請求はパートナーへの抑止力にも
先ほどは、「浮気相手への慰謝料請求」の話をしました。
「浮気相手に慰謝料請求しても、うちのパートナーはノーダメージでは?」
そう思う方もいるかもしれません。
ですが、実際にはそうではありません。
パートナーは、自分の浮気が原因で誰かが痛い目に遭っていることを目の当たりにします。
「自分のせいで、あの人に慰謝料を払わせてしまった」という罪悪感やストレスが、無言のプレッシャーとなってのしかかるのです。
直接お金を払わせなくても、自分の行動が人を傷つけたという事実が、パートナー自身への罰則になります。
パートナーと再構築したい場合は注意が必要
パートナーとの関係を再構築したいと考えている場合は、罰則のかけ方に注意が必要です。
たとえば「次に浮気したら〇〇万円支払う」といった公正証書を交わす方もいますが、私はおすすめしません。
なぜなら、常にペナルティを意識させ続ける関係は、ストレスを生む原因にもなるからです。
関係を築き直している途中なのに、必要以上に「監視されている」と感じさせてしまえば、再構築が破綻するリスクもあります。
罰則を与えるべきか、それとも見直すべきかは、どんな未来を望むかによって冷静に判断することが大切です。
慰謝料請求には確実な証拠を用意
慰謝料を請求するには、確実な証拠が必要です。
口頭でのやり取りや、曖昧なメッセージだけでは「やましい関係ではなかった」と言い逃れされてしまう恐れもあります。
証拠は、ただの確認材料ではなく、浮気を「事実」として突きつけるための武器。
これがなければ、浮気相手への請求も、パートナーへの反省を促すことも難しくなってしまいます。
証拠集めはプロの探偵に任せるのが確実
とはいえ、自分で証拠を集めるのは大変ですし、危険も伴います。
尾行や張り込み、証拠の精度、すべてが素人にはハードルの高い作業です。
その点、探偵に依頼すれば、法的にも有効な証拠を確実に押さえることができます。
調査費用はかかりますが、浮気の再発防止や、慰謝料請求による気持ちのリセットのためには十分に見合う投資だと思います。
まとめ
謝罪だけでは浮気は終わりません。
むしろ、甘やかしてしまった結果、再発を招いてしまうこともあります。
浮気をやめさせたいなら、「言葉」ではなく「行動」でけじめをつけさせることが重要です。
慰謝料請求という罰則は、浮気相手だけでなく、パートナーにも効果的な手段。
ただし、再構築を望むのであれば、責めすぎない対応も必要です。
「パートナーを信じたい」と思う気持ちは本当に立派です。
でも、何度も裏切られれば、あなたの心は少しずつ削られていくもの。
許すだけが優しさではありません。